2019年9月19日
不動産取引をシンプルにする、ZipView によるイマーシブな VR 建築ビジュアライゼーション ソリューション
ZipView とは、「家を見る」という意味です。zip は韓国語で家という意味になります。ただし、ZipView はある場所をただ物理的に見るというだけのものではありません。購入前にショールームを訪れたり、不動産業者に相談したり、不動産を売買したり、賃貸契約にサインしたり、内装のデザインを閲覧したりすることが含まれます。
ZipView のプラットフォームは、企業と顧客をつなげる新しい流通エコシステムとして機能します。そして、販売、仲介、賃貸、開発、管理、住宅用サービスなど、不動産取引のすべての段階で高度なテクノロジーを活用します。企業と顧客の間での取引をわかりやすく信頼できるものにすることが目標です。
ZipView を使うと、顧客は簡単かつ便利に不動産取引を行うことができます。オンラインでもオフラインでも、好きな時間と場所で取引でき、時間と費用を大幅に節約できます。イマーシブな 3D VR 環境で、仮想的なショールームを提供できます。住宅用と商業用の建物を物理的にその場にいるかのように見ることができ、リアルな体験が可能です。
Unreal Engine と Datasmith で時間と費用を大幅に節約
顧客の期待に応えるために、イマーシブな不動産コンテンツには実物同様にリアルで、実物を見なくて済むくらいのものが要求されます。Unreal Engine のフォトリアルなリアルタイム レンダリングを利用する ZipView の VR コンテンツは、イマーシブな体験をユーザーに提供します。実際の家にいるように感じられ、窓からは陽が射し、仮想的な部屋の中には魅力的な家具が置かれています。品質が並外れているため、このサービスでは写真を使っているのかと尋ねられることがよくありますが、すべてが CG だと答えると、多くの方が驚きます。これほどリアルな品質を実現し、大規模なアセットを管理し、VR のために高フレームレートを安定して維持するには、Unreal Engine を選ぶのが自然なことでした。また、Unreal Engine のおかげで、コンテンツ作成パイプラインの生産性が大きく向上しました。Unreal を使う前は、最終品質のものを作成するために複雑なパイプラインが必要になり、長い待ち時間が生じていました。Unreal Engine のリアルタイム レンダリングでは、最終的な結果をリアルタイムですぐ見ることができます。また、各種のマーケティング資料用に、画像や映像をエクスポートすることもできます。 Datasmith が登場したことで 3ds Max と CAD のデータを Unreal Editor に直接インポートできるようになり、制作の時間を全体的に大きく短縮できています。
ユーザー エクスペリエンスを Unreal Engine で改善
最も重要なのは、Unreal Engine は非常に使いやすいということです。ほかのソフトウェア パッケージに慣れていた ZipView の 3D デザイナーは、チュートリアルやテンプレートを通じて Unreal についてすばやく学ぶことができました。また、Unreal のコミュニティは、世界中から集めたヒントやノウハウに加えて、無料で利用できる高品質なアセットも提供しています。大規模なコラボレーションが可能なビルド機能、データ管理、プロファイリングなどの Unreal の機能によって、作業効率が改善し、複数のプロジェクトを管理しやすくなりました。さらに、さまざまな自動化プラグインを独自に開発して Unreal Engine に追加し、ZipView の開発の生産性を向上させ続けています。
最後に、Unreal Engine が提供するリアルタイム レイ トレーシングやバーチャル プロダクションのツールによって、プラットフォームで最新のリアルタイム テクノロジーを利用できています。これによってユーザー エクスペリエンスが着実に改善され、ZipView が業界の最前線に立ち続けることができています。
建設会社と顧客の時間と費用を節約
ZipView のイマーシブな 3D VR 環境を使うと、顧客は、住宅が建設される前に、建物の内部、周囲、外観など、そのあらゆる面を経験できます。同時に、建設会社は、ZipView の VR コンテンツおよび不動産流通エコシステムをベースとして、オンラインとオフラインのデジタル ショールームを全国で運営できます。こうすると、建設費、モックアップの費用、プロモーション コンテンツにかかる間接費を減らすことができます。ZipView は、各種のインタラクティブなコンテンツをカスタマイズできるようにしています。たとえば、実際の集合住宅のワンフロアを使って床の見た目をカスタマイズすることができ、そこには LED スクリーンでできたフェイクの窓もあります。ほかにも、バルコニーの構造、家具、内装のデザインなどをカスタマイズできます。このカスタマイズ性によって、不動産のマーケティングが強化され、ユニークでイマーシブな体験を顧客に提供できます。多用途の住宅用建物を ZipView 経由で販売し、モックアップを作る前に成約に至った例もあります。
店舗、モール、ホテル、リゾートなどの商業施設やその他の商業ビルは再現が難しいので、韓国の市場でそれらの施設をバーチャルに見る経験を提供しているのは ZipView だけです。顧客はオンライン サービスにアクセスして、住宅を簡単に見ることができます。オンライン サービスは、PC やモバイルなど各種のプラットフォームに対応しています。また、ZipView を使う企業を通じて、オフラインで利用することもできます。
独自のテクノロジーを通じた、高品質でイマーシブな 3D VR コンテンツの普及促進
Olim Planet は、2015 年に韓国で初めてのイマーシブな 3D VR 内部空間エクスペリエンスを作成してから、韓国の主要な建設会社の 1 つである Daelim Industrial Co., Ltd を初めてのパートナーとして迎え、その販売拠点で ZipView を導入しました。初めての VR ショールームを開設した Daelim Industrial は、多くの称賛を集めました。昨年、ZipView は、韓国で最も販売価格が高かった Acro Seoul Forest の展示ホールで好意的に受け入れられました。現在、ZipView は、韓国の不動産販売市場において、主要な集合住宅のブランドや建設会社によって使われています。顧客は、Hannam The Hill、Signiel Residence、Trimage、Galleria Foret など、韓国の象徴的なランドマーク複合施設を体験できるようになっています。グローバル市場への拡大も進めていて、2019 年上半期にベトナムに進出したことを皮切りに、マレーシアと中国の市場への参入も計画されています。
また、ZipView は、研究開発の成果として、VR に関する独自のテクノロジーと特許を複数保有しています。イマーシブな 3D VR 室内空間情報の Web ビューア テクノロジーについて ZipView が登録した特許は、2016 年下半期の Best Patent Products の大賞を獲得しました。また、室内仮想空間での 3D オブジェクトの簡単な作成と配信に関する 2 件の特許も保有しています。
ZipView は、モジュール化された自動化システムを開発して、VR 不動産コンテンツの作成と既存のコンテンツの配信にかかる時間と費用を大幅に削減し、高品質でイマーシブな 3D VR コンテンツの普及に貢献しています。現在、ZipView は韓国で最も多くの VR 不動産データを保有しています。
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