2016 年に、Davila 氏はインタラクティブ ストーリーテリングの機運の高まりを受け、その勢いに乗ろうと CONICAL を創業しました。ゲーム エンジンを中心とすることで、1 つのメディアにとどまらず、多様なストーリーを展開できると考えました。そのとき Davila 氏は、街灯のインスピレーションを掘り下げたプロトタイプ作品 The Green Fairy VR の制作に全力で取り組んでいました。
ほかのプロトタイプと同じように、CONICAL もすぐにテストを開始しました。最初のテストの一つはニュージーランドの Westfield モールで行いました。何回かやり取りをしたところ、The Green Fairy VR にはヒットの素質があることがすぐに分かりました。これに New Zealand Film Commission も注目しました。プロジェクトに投資し、コンセプトを 10 分間の短い VR にするための支援をしてくれました。
The Green Fairy の魅力は、明るいキャラクターと、自分らしさこそが自分を特別な存在にしているのだということに気付くストーリーです。主人公は、意地悪な黄色い妖精たちを通じて、苦労してこのことを学びますが (Oculus で全容をご覧いただけます)、最終的には自尊心を高め、友情を育みます。誰もが共感できるストーリーで、CONICAL は大成功を収めました。この世界を作り始めたからには、手放したくありませんでした。
Image courtesy of CONICAL
最初に加えられたのは AR バージョンでした。親子が The Green Fairy と卓上でやり取りできるようにしました。その後、テレビ版の制作開始の承認を得ました。ニュージーランドの TVNZ で、子ども向けに赤い妖精と緑の妖精のキャラクターを作成することになりました。人気のある土曜朝の時間帯です。突然、その小さなアイデアが大きなチャンスのように見えました。