3D グラフィックスとリアルタイム 3D のスキルに対する需要の増加は、雇用市場全体の増加を上回っている
調査対象の国々では、3D グラフィックスとリアルタイム 3D のスキルに対する需要の伸びが、雇用市場全体における需要の伸びよりも 10% 以上上回っています。さらには、これらのスキルへの需要の伸びは、平均的な情報技術スキルに対する需要の伸びよりも 50% 以上速くなっています。
3D グラフィックスとリアルタイム 3D のスキルを必要とする産業はますます多岐にわたる
3D グラフィックスとリアルタイム 3D のテクノロジーが至るところで使われるようになるにつれ、それらのスキルは、建築および建設/土木/機械および電気工学/グラフィック デザイン/インテリア デザイン/ゲーム開発といったさまざまな業界にとって不可欠のものと考えられるようになりました。しかし、これまでその存在を気にかけていなかった業界でもそのような需要が見られるようになりました。メディアとデザイン業界で Unreal Engine のスキルが求められていたり、ファッション デザイン業界で 3D レンダリングのスキルが必要とされていたりするなど、新しい業種で 3D デジタルのスキルに対する需要が起こっているのです。
リアルタイム 3D のスキルに対する需要の伸びは、3D グラフィックスのそれを上回っている
世界中の英語圏の国々においては、リアルタイム 3D のスキルが 3D グラフィックスのスキルよりも需要の成長という点で勝っています。オーストラリア/ニュージーランド/シンガポールでは、リアルタイム 3D のスキルに対する市場は 450% 以上成長しており、3D グラフィックスのスキルの市場の 10 倍の速さで成長しています。
3D グラフィックス (特にリアルタイム 3D グラフィックス) のスキルを持つ働き手の需要が供給を上回っているため、市場平均を大きく上回る賃金が得られることになります。そして、この格差はさらに拡大する傾向にあります。カナダにおいては、リアルタイム 3D のスキルを要する仕事には、雇用市場の平均賃金より 70% 以上高い賃金が払われています。また、英国では、特に Unreal Engine のスキルを要する仕事には、雇用市場の平均賃金より 34% 高い傾向にあります。